
一般社団法人 福岡ねこTNR隊 ふくにゃん

TNR活動で不幸な野良猫のいない未来を目指す!
「いつかすべての人も猫も苦しまずに生きていける世の中に」
TNR……それは猫の為に、社会の為に、誰でも、いつでも、出来る社会貢献活動です。
(一社)ふくにゃんは、猫の不妊去勢手術をライフワークにするメンバーの集まりです。
私たちは猫がいると聞けば、『すぐに手術する!』を実践しています。
団体立上げの経緯
2024年6月 一般社団法人 福岡ねこTNR隊ふくにゃん 設立
私たちは古賀市を中心に、これまでに2,000頭以上の猫の不妊去勢手術をしてきました。野良猫のTNR、地域猫活動のサポート、多頭飼育崩壊、高齢者とペットの問題など様々な猫の問題に取り組んできており、行政と共に啓発活動も行っています。手術が進むごとに、野良猫は減っていて相談件数もかなり少なくなっています。
しかし、近隣の市町村にはまだまだTNR活動が進んでおらず、ノラ猫があふれているところが沢山あります。
そこで志を同じにする仲間と相談を重ね、やはり猫活の基本であるTNR活動をもっともっと進めて、隣接する市町村の猫達もこれまで以上にTNRしていこうと決め、TNRに特化した団体を立ち上げました。
資金を集めメンバーを増やして、より多くの猫の不妊去勢手術をしたいと思っています。
発起人の思い

保護猫Café MOCAの児島よし子です。
私がノラ猫の不妊去勢手術にこだわる理由、それは私の体験がもとになっています。15年前私の家の周りは猫だらけで、夕方になると道路に10頭以上の猫が集まっていました。
近所のおじいさんが餌やりをしていたからです。近所トラブルも多く猫嫌いの人が山に捨てに行ってると聞き、居てもたってもいられず両方のおじいさんを説得し、すべての猫を手術し慣れてる子は里親に出しました。その後も新しく来た猫の手術を続け、子猫は全く生まれなくなり、当時手術した猫たちも数年で寿命を全うし、今は耳カットした猫が数匹だけになっています。
同時に古賀市全域に目を向けこれまで1500頭以上の猫を手術し800頭の子猫を保護しました。
15年たった今、古賀のノラ猫は本当に少なくなり手術や保護の相談も数えるほどに減っています。
この経験を元に、蛇口を閉めれば必ず成果が出て、終わりが見えることを実感しています。
活動の中で、超多頭飼育者や高齢飼育者の飼育困難に直面する場面も多々あります。ほとんどの方が心優しい人たちです。
お腹を空かせた猫にエサをあげ、子猫や病気の子は連れて帰る。
そこには人としての優しさがあります。
しかし、年齢やキャパも考えず次々と連れて帰ってしまい手術ができず増えてしまいます。それを無責任だと断罪し、責任を取らせようとしても到底出来ないのです。
誰かが手を差し伸べ、その優しい気持ちを大切にし猫も人も助けなければいけません。
殺処分を減らすことはもちろん、不幸な環境で苦しむ野良猫を減らしたい!
猫に心を砕く優しい人と地域の人たちとの猫トラブルを解決したい!との思いでがむしゃらに頑張ってきました。
猫の問題を解決するために最も重要なのは!不妊去勢手術をする事、増やさない事です。
野良猫も、多頭飼育の猫も、飼い猫も、すべての猫が手術されることが重要です。
TNRが進んだ結果として、お腹を空かせ路頭に迷う猫や、過剰繁殖による多頭飼育、殺処分、虐待、ロードキルなど。あらゆる猫の問題が減少し、過酷な環境で不幸に命を落とす猫がいない世の中になります。
不幸な外猫もいなくなり、可哀想な猫を連れて帰り、多頭飼育になる人もいなくなるのです。
今はまだ、沢山の猫を保護し苦労しているボランティアも、本来の猫好きとしての穏やかで楽しい猫活動が出来るようになると信じています。